福井県済生会病院

特徴

当科には日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会などの指導医が勤務しており、消化管（食道、胃、腸）、肝臓、胆嚢、膵臓などの全ての病気の診断・治療を行っています。内視鏡検査は予約なしで毎日施行しており、内視鏡センターの検査数は年間2万4000例以上と福井県随一、日本有数の検査数を誇っています。

また、当科は特に内視鏡手術を専門としており、消化管出血・食道静脈瘤治療は年間100例、早期食道がん・胃がんを中心とする内視鏡的切除手術も累積は年間100例、大腸ポリープ・早期大腸がんの内視鏡的切除手術は年間400例以上、総胆管結石に対する内視鏡的十二指腸乳頭切開・砕石術も年間70例以上の実績があります。

当科で行っている主な特殊検査、治療は以下のとおりです。

1. 1. 食道：早期食道癌の内視鏡切除（EMR・ESD）、
   食道静脈瘤の治療；内視鏡的硬化療法（EIS）・内視鏡的結紮術（EVL）
2. 2. 胃：早期胃癌の内視鏡的胃粘膜切除術（EMR・ESD）、胃ポリープの内視鏡的切除術（EMR）、出血性胃潰瘍の内視鏡的止血術（クリップ・ヒートプローブ・APC・エタノール）、ヘリコバクター・ピロリの除菌療法、胃静脈瘤の硬化療法（EIS）、小腸：カプセル内視鏡・シングルバルーン小腸内視鏡
3. 3. 大腸：大腸ポリープ（LSTを含む）、早期大腸癌の内視鏡的切除術（EMR・ESD）
4. 4. 肝臓・胆嚢・膵臓：内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)｛胆管、膵管の造影検査｝、内視鏡的減黄術(ENBD・ERBD)｛閉塞性黄疸の治療｝、内視鏡的金属ステント留置術（EMS）｛膵・胆道癌の閉塞性黄疸治療、十二指腸狭窄治療｝、内視鏡的十二指腸乳頭切開術、砕石術(EST)｛総胆管結石の治療｝、衝撃波胆石破砕術(ESWL)｛胆石・膵石の治療｝、内視鏡的膵液、胆汁採取、細胞診
5. 5. 内視鏡的胃(腸)瘻増設術（PEG）{脳卒中・誤嚥性肺炎などで食事がとれない方の治療}
6. 6. 超音波内視鏡検査（EUS・EUS-FNA）：膵・胆道腫瘍・結石の評価とFNAによる確定診断

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