診療科のご案内

泌尿器科本館2F D

泌尿器科常勤医師5人で診療に取り組みます

泌尿器科は腎・尿管・膀胱・尿道の尿路、精巣(睾丸)・精巣上体(副睾丸)・精管・前立腺・陰茎の男性生殖器および副腎の疾患を扱う診療科で、泌尿器科常勤医師5人で診療にあたっています。

特徴

当科は内視鏡手術やESWLなどの低侵襲性手術を積極的に取り入れてきました。腹腔鏡手術も早くから取り入れており、2017年12月までに534例の腹腔鏡手術を行いました。開腹手術は減り、下記手術の約80%が腹腔鏡手術でした。

術式/年 2016 2017 2018 2019 2020 2021
副腎摘除術 2 / 1 2 / 0 1 / 0 2 / 0 5 / 0 6 / 0
腎摘除術 13 / 1 9 / 3 11 / 0 10 / 3 8 / 3 13 / 1
腎部分切除術 8 / 3 9 / 3 1 / 7 11 / 8 9 / 4 11 / 2
腎尿管全摘除術 6 / 1 9 / 0 9 / 0 11 / 0 13 / 0 6 / 0
腎盂形成術 1 / 0 0 / 0 1 / 0 1 / 0 1 / 0 3 / 0
膀胱全摘除術 3 / 8 2 / 2 2 / 1 8 / 1 4 / 0 9 / 1
合計 21 / 1 13 / 1 2 / 0 0 / 0 1 / 0 0 / 0

2021年は1月1日より9月30日

(腹腔鏡手術の症例数 / 開腹手術の症例数)

腎結石・尿管結石
当科は平成元年に福井県で最初に体外衝撃波結石破砕(ESWL)装置が設置され、多数の患者さんを治療してきました。腎結石や尿管結石のESWL治療は原則として外来通院で行っています。近年、内視鏡手術の進歩とともに、結石を単に壊すだけでなく結石を摘出できるようになり、徐々に内視鏡手術が主体となってきました。従来の内視鏡手術に加え、軟性尿管鏡とレーザーを使った経尿道的腎尿管結石摘出術(f-TUL)や、f-TULと経皮的腎砕石術(PNL)を同時に行うTAPも積極的に行い、良好な成績をおさめています。
  2016 2017 2018 2019 2020 2021
TUL 70 44 86 70 89 86
PNL/TAP 18 17 19 19 9 21

2021年は1月1日より9月30日

前立腺肥大症
前立腺肥大症の治療は、初期の状態では内服薬による治療を行い、病状が進行し内服薬の効果がない場合は内視鏡による経尿道的前立腺切除術(TURP)を行っています。また、2016年よりレーザーを使ったホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)を開始しました。
  2016 2017 2018 2019 2020 2021
TUR-p 37 18 26 11 19 15
HoLEP 3 12 18 13 7 7

2021年は1月1日より9月30日

腹圧性尿失禁
女性の泌尿器科疾患の患者さんが気軽に受診できるように、平成17年に女性診療センターが院内に開設されたのに伴い、女性泌尿器科もその中に開設しました。尿失禁の軽い方では内服薬と体操で治療を行い、症状が強い場合は尿失禁手術(TVTまたはTOT)を行っています。
腎がん

腎がんの手術は、根治性に加え、低侵襲性と腎機能温存を念頭に置いています。従来は主に開腹腎摘除術を行っていましたが、2005年には腹腔鏡下腎摘除術が中心となりました。また、腎機能を温存するために、開腹腎部分切除術を行っていましたが、2009年より低侵襲性と腎機能温存を併せ持った腹腔鏡下腎部分切除術を開始し良好な成績を収めています。

また、再発した症例や、転移のある進行がんに対しては、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤を用いて治療しています。

腎盂尿管がん
転移のない早期癌の場合、腎尿管全摘除術の適応です。当科では、低侵襲性を念頭に原則腹腔鏡手術を行っていますが、局所進行している場合には開腹手術としています。がんの状態によって術前や術後に抗がん剤治療を行うこともあります。2021年12月までに130例の腹腔鏡手術を行いました。また、2017年の腹腔鏡手術は9例、開腹手術は0例でした。転移を有する進行がんや術後転移に対しては、ゲムシタビンとシスプラチンを併用した抗がん剤治療を行っています。また、抗がん剤が効かなくなった症例には、免疫チェックポイント阻害剤が使えるようになりました。
膀胱がん
表在性の膀胱がんに対しては内視鏡による経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-Bt)が行われ、進行性の膀胱がんには膀胱全摘除術が行われます。2016年より腹腔鏡下膀胱全摘除術を開始しました。また、膀胱全摘除術後の尿路変向術として通常は回腸導管が行われますが、採尿袋の貼付が不要な自排尿型回腸新膀胱を平成6年より適応のある方に造設しています。2021年はTUR-Btは73例で、膀胱全摘除術は10例でした。転移を有する進行がんや術後転移に対しては、ゲムシタビンとシスプラチンを併用した抗がん剤治療を行っています。また、抗がん剤が効かなくなった症例や再発予防に、免疫チェックポイント阻害剤が使えるようになりました。
前立腺がん

社会の高齢化や生活習慣の欧米化、更にPSA(前立腺特異抗原)による前立腺がん検診の普及などにより前立腺がん患者数が増えています。当科では原則外来で前立腺生検を行っています。

  2016 2017 2018 2019 2020 2021
新規患者数 88 95 63 60 80(96) 86(106)
トモセラピー 36 23 32 12 27 43

2021年は1月1日より9月30日

早期前立腺がんに対しては、当院の基本方針である「体に優しいがん治療」を念頭にトモセラピー(強度変調放射線治療)を行っています。局所進行(がんが前立腺の外に顔を出している)している場合には、手術よりもトモセラピーとホルモン療法を併用する方法をお勧めしています。 診断時にすでに転移がある場合や、手術や放射線治療ができない場合または希望されない場合、新規ホルモン剤を含めたホルモン療法を行っています。従来のホルモン療法の効かなくなった再燃例にはドセタキセルやカバジタキセルによる抗がん剤治療、または新規ホルモン剤での治療を行っています。なお、手術は現在行っておらず、ロボット支援手術が可能な施設に紹介しています。


主な病気と治療

スタッフ紹介

泌尿器科主任部長

山本 秀和
(やまもと ひでかず)

免許取得:昭和60年

専門
泌尿器科一般、腹腔鏡手術
得意な疾患・治療
腎がん、前立腺がん
資格
日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医・指導医/日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医/日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)/日本がん治療認定医機構がん治療認定医/AHA公認ACLSプロバイダ-

泌尿器科医長

武田 匡史
(たけだ まさし)

免許取得:平成10年

専門
泌尿器科一般
得意な疾患・治療
膀胱がん、腎がん
資格
日本泌尿器科学会認定泌尿器科専門医・指導医/日本泌尿器科学会・日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医

副医長

小森 真衣子
(こもり まいこ)

免許取得:平成30年

専門
泌尿器科
得意な疾患・治療
泌尿器科一般
資格
準備中

泌尿器科副医長

高田 真吾
(たかだ しんご)

免許取得:平成30年

専門
泌尿器科
得意な疾患・治療
泌尿器科一般
資格
準備中

泌尿器科副医長

藤村 陸志
(ふじむら りくし)

免許取得:平成31年

専門
泌尿器科
得意な疾患・治療
泌尿器科一般
資格
準備中

診療実績

受診について

診療時間
月~金曜日 8:30~17:00
(午後は予約・紹介・小児科のみ)
診療受付時間 8:20~11:00/
自動受付機は7:40より稼働
休診日
土・日曜日、祝祭日、年末年始
休日・時間外診療
救急センターにて対応します。

0776-23-1111

〒918-8503
 福井県福井市和田中町舟橋7番地1

ページトップへ