診療科のご案内

呼吸器外科本館3F K

特徴

 呼吸器外科では、肺がんの外科的治療を中心として、各種呼吸器疾患に対し幅広い診療を行っています。扱う疾患としては、原発性肺がん、転移性肺がん、良性肺腫瘍、非腫瘍性肺疾患、縦隔腫瘍、気胸、膿胸、胸部外傷などがあり、またタバコがやめられない方の禁煙をサポートする禁煙外来も行っています。呼吸器外科専門医、胸腔鏡安全技術認定、がん治療認定医などの資格を有するスタッフが常駐し、精度の高い診断と患者さんに優しく安全な治療を行うことを心がけています。病気の予防から診断・治療、アフターケアに至るまで総合的な診療を提供しています。

当科の特徴
 肺がんの年間手術実績は80~90例で、肺がん以外の手術も含めた1年間の全手術実績は約150例です。手術は、身体の負担が少なく回復の早い胸腔鏡手術を8割以上の患者さんに対して行っており、日本呼吸器外科学会の胸腔鏡安全技術認定制度に基づいた安全な手術を行うように努めています。入院は手術の1日前、手術翌日から離床や歩行を行い、1週間以内に退院して早期の社会復帰が可能になっています。最新の各種疾患ガイドラインの内容を基本にして、患者さん一人ひとりの身体的・社会的状況に合わせた最適な治療を提供するように心がけています。
また、当科は呼吸器外科専門医制度が定める専門研修連携施設に認定されており、臨床研修医や専攻医をはじめとした若手医師に対する教育や指導にも力を入れています。
肺がんに対する診療
 肺がんは、日本国内の臓器別がん死亡数が1998年以降第1位となっています。2020年の全国統計では、年間7万5000人を越える人が肺がんで亡くなっています。肺がんによって亡くなる方を減らすためには、がんの早期発見・診断が重要であり、当院の健診センターや県のがん検診制度管理部門との連携を密にしています。
肺がんの治療には手術療法、薬物療法、放射線療法があり、近年では複数の治療を組み合わせた集学的治療が広く行われています。当科では、呼吸器内科や放射線科などと連携して包括的な診療を行うことで、診断精度と治療効果の向上を実践しています。なかでも最も根治性が高い治療は手術療法であり、従来からの標準手術である肺葉切除を基本として、早期肺がんに対する縮小手術(肺機能を温存する手術)、進行肺がんに対する拡大手術も行っています。

主な病気と治療

スタッフ紹介

呼吸器外科副部長

滝沢 昌也
(たきざわ まさや)

免許取得:平成11年

専門
呼吸器外科
得意な疾患・治療
肺がん、気胸、胸部悪性腫瘍、胸部外傷
資格
日本外科学会認定外科専門医・指導医/日本外科学会認定医/日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医・指導医/呼吸器外科専門医合同委員会認定呼吸器外科専門医/日本がん治療認定医機構がん治療認定医/肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師/胸腔鏡安全技術認定証

呼吸器外科顧問

小林 弘明
(こばやし ひろあき)

免許取得:昭和52年

専門
呼吸器外科、肺がんの診断・手術、禁煙指導
得意な疾患・治療
肺がん、気胸、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍
資格
日本外科学会認定外科専門医・指導医/日本胸部外科学会認定医/呼吸器外科専門医/日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医・指導医/日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・指導医/日本禁煙学会認定禁煙専門医/肺がんCT検診認定機構肺がんCT検診認定医師/日本臨床細胞学会認定細胞診専門医/日本臨床細胞学会教育研修指導医

担当医スケジュール

休診情報はこちら
時間帯
午前滝沢 昌也
(呼吸器・禁煙)
和田 崇志
(呼吸器・禁煙)
滝沢 昌也
(呼吸器・禁煙)
和田 崇志
(呼吸器・禁煙)
午後
(予約制)
滝沢 昌也
(呼吸器・禁煙)
小林 弘明
(禁煙教室の初診)
滝沢 昌也
(呼吸器・禁煙)

診療実績

項目名 2024年度(件)
原発性悪性肺腫瘍 72
転移性肺腫瘍 21
縦隔腫瘍 8
非腫瘍性良性疾患 23

受診について

診療時間
月~金曜日 8:30~17:00
(午後は予約・紹介・小児科のみ)
診療受付時間 8:20~11:00/
自動受付機は7:40より稼働
休診日
土・日曜日、祝祭日、年末年始
休日・時間外診療
救急センターにて対応します。

0776-23-1111

〒918-8503
 福井県福井市和田中町舟橋7番地1

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