本当は怖いすい臓がんの話②

2019.11.01(かけはしvol.102掲載)

発症後にも大きく影響!だから目指したい早期発見


すい臓がんの発見に至る指標は、大きく2つ挙げられます。1つ目は採血で得られる膵酵素値、2つ目は超音波検査による膵管拡張の有無です。これらは慢性膵炎とも密接な関係があり、一度慢性膵炎と診断された方は定期的な検査を行い、症状の悪化がないかを継続的に見ていくことが必要です。
 また、すい臓がんは10㎜以下では他臓器に転移する力が弱く、予後への影響も軽いことが分かってきています。しかし20㎜になるとほぼすべてが転移可能となってしまうため、近年では「10㎜以下での発見が理想」という考え方が主流になっています。
 つまり、繰り返しになりますが、いかに早期発見をするのかが重要です。



まずはリスクカードでご自分のリスクをチェック!


超早期発見をすることがすい臓がんを治す最も効果的な手段ではありますが、重症化されるまで自覚症状が出にくいことは前述しました。そこで、様々な症例データによる傾向をもとに、年齢や生活習慣、既往歴などからすい臓がんの発症のリスクを点数化した「リスクカード」を作成しました。ご自分の状態をカードの項目に照らし合わせ、該当する点数があれば加算して、合計点数に応じた検査をお勧めしています。



すい臓がん早期診断プロジェクト「尾道方式」


早期発見を目指した取り組みで、すい臓がん生存率全国平均の2倍以上!
2007年、広島県尾道市で尾道市医師会が中心となり、早期発見に向けたプロジェクトが始まりました。地域医療を担う開業医の先生方と基幹病院の強固な連携のもと、超音波検査など地道な活動を続けた結果、5年生存率は全国平均7.5%を大きく上回る約20%を達成しました。
当院のスタッフが尾道方式を現地で学び、同様の活動を取り組み始めています。


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