子どもの頭痛②「専門医の治療で子どもを片頭痛フリーに！」
2019.10.03（かけはしvol.101掲載）
＜子どもの頭痛外来 治療内容＞
１． 痛みをとる
保護者を交えた問診を行い、まずはお子さんのお話をしっかり聞きます。頭痛が起こり始めた年齢、痛みの強さや頻度、部位などから治療法を検討し、症状に合った薬を処方します。念のためにMRI検査などで脳の病気ではないか確認することもあります。
２． 予防する
痛みの心配で、日々の生活を楽しめなくなっている子もいます。神経や血管に働きかける薬の服用で、痛みの程度を和らげ、頭痛が起こる頻度を徐々に減らしていくことで、今までに近い生活が送れるようになります。
※自己判断での市販薬の服用は危険です
「たかが頭痛」「病院にいくほどでも…」と考えて、頻繁に市販の痛み止めを服用していませんか？体が薬に慣れてしまうだけでなく、薬への依存性も高まり、最悪の場合頭痛が悪化する「薬物使用過多」に陥ることも。繰り返すひどい頭痛は“病気”ですので、病院を受診し正しく治療しましょう。
おうちでの対処は・・・
● 暗く静かな部屋で横になる
● 頭部を冷やす
● 睡眠不足にならないよう規則正しい生活を など
＜子どもの頭痛外来 特徴＞
1）小児科の医師が診療します
子どもの体や心の専門医が診るので、的確で安心です。
２）総合病院ならではの連携
頭痛は、脳神経外科・耳鼻咽喉科の疾患からくる症状の場合もあります。片頭痛以外の病気が疑われる場合は、速やかに院内連携を図ります。
３）保護者と一緒に受診できます
大人のための「頭痛外来」もあり、遺伝傾向のある片頭痛を一緒に治療できます。