胆道・膵疾患外来②診療の流れ

2017.12.22(かけはしvol.91掲載)

<早期発見・治療の重要性>
胆道・膵臓の疾患は、治療が難しいイメージがありますが、実は悪性(がん)の場合を除き、さほど困難ではありません。ただ、良性疾患の「慢性膵炎」はがんのリスクにも繋がるので、悪化を防ぐ必要があります。
 では、悪性の場合は何が「難しい」のでしょうか。ポイントは2つ挙げられます。
①初期段階で自覚症状がない場合が多く、早期発見しにくい
②周辺に胃・十二指腸・肝臓・脾臓など重要な臓器や血管、神経が集中し、転移しやすい場所である
これらの点から、発見された時には既に重症化しているケースが多く、「難しい」と言われるのです。
 当院では、このような胆道・膵臓の特性を充分に把握し、内科と外科が綿密に連携。「がん」をはじめ「急性胆嚢炎」などスピードを要する治療にも対応しています。また、症状の進行度によって手術前の抗がん剤治療・放射線治療を併用することで、再発率の高い「膵がん」の治療効果を高めています。治療法は患者さんとの対話の中で決定していきますので、気になる症状を感じたらお早めにご相談ください。

<治療法は複合的に判断>
 胆道・膵疾患外来は原則的に予約制で、まずは地域のかかりつけ医にご相談いただき、紹介された方が受診となります。
 第一段階では、CT検査やMRI検査などの画像診断を行います。その結果をもとに、必要があれば内視鏡診断を行い、その後の治療方針(手術、化学療法、内科的処置など)が決定されます。内視鏡診断と実際に行われる治療の順序は、病気や状態によって前後することがありますが、いずれの場合も各科の専門医による細やかな連携の上で患者さんとも相談し、適切に決定します(図2)。
 膵臓や胆道の病気の治療方針決定には、「外科治療ができるか否か」が重要なポイントとなります。早期発見・早期治療が難しいがんに関して、手術ができる状態で発見されるのはおよそ40%程度ですが、切除できれば根治する可能性もあります。それほどまでに早期発見・早期治療が重要なのです。
 当院では主に、胆石や腹腔鏡手術、がんの治療を行っていますが、疾患の進行度や全身状態により、手術、抗がん剤治療、放射線治療のいずれか、もしくは複数を組み合わせた治療法を選択します。特に、他のがんよりも高い技量が必要とされる膵臓がん・胆管がんの手術においては、先進の医療機器や手術器具を積極的に用いて、安全性と確実さを追及しています。



  





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