①アイフレイル予防
2026.04.14(かけはしvol.130掲載)
アイフレイルとは
「目が疲れやすい」「しょぼしょぼする」「夕方になるとかすんで見える」ー。
こうした変化を感じながらも、「年齢のせいだから」とそのままにしていませんか。
加齢とともに目の機能は少しずつ低下し、見え方に変化が現れます。この状態は「アイフレイル」と呼ばれ、50代ごろからみられる、目の動きが弱くなってきた状態を指します。しかしその症状の背景には緑内障や白内障などの病気が隠れていることがあります。
また、視機能の低下は外出の減少や転倒リスクの増加など、生活全体に影響を及ぼし、身体的・社会的なフレイルを起こすきっかけにもなります。
本特集では、アイフレイルとはどのような状態なのか、気になる症状や放っておくとどうなるのかをはじめ、アイフレイルに隠れている可能性がある「緑内障」「白内障」「加齢黄斑変性症」の症状・治療について紹介します。
目の仕組み
目はカメラのような働きをしています。外から入った光は、角膜や水晶体でピントを合わせられ、網膜に像として映り、視神経を通って脳に伝わることで「見える」と感じます。
加齢とともに、水晶体が濁りやすくなったり、涙の量が減って乾きやすくなったり、視神経や網膜の働きも少しずつ低下していきます。こうした変化が重なることで、見え方や目の使い心地に影響が現れてきます。
加齢で目の機能が弱くなることで、「見えにくい」「疲れやすい」といった変化が現れ、アイフレイルの状態になります。
放っておくとどうなる?
アイフレイルの段階では、「少し見えにくい」「しょぼしょぼする」「疲れやすい」といった軽い症状が中心です。しかし、そのままにしておくと、日常生活に影響が広がっていきます。
見えにくさは活動量の低下につながり、身体機能の衰えや全身のフレイルを進行させる要因にもなります。
また、症状の背景に白内障や緑内障などの病気が隠れている場合、視力が低下して日常生活に大きな支障をきたすこともあります。
「年齢のせい」と見過ごさず、早めに眼科で相談することが大切です。