役割
現在、罪を犯した高齢者や障がいのある方が矯正施設(刑務所等)を退所後、福祉サービスや住居、収入の確保等が必要になっても、必要な支援を受けられず、地域で生活ができないために再び罪を犯すケースが多くなっています。
福井県地域生活定着支援センターは、保護観察所と共同して、矯正施設から地域へ帰る、罪を犯した高齢者や障がいのある方で、自立した生活を送ることが困難な方々に対し、矯正施設を退所後、自立した生活ができるよう、福祉サービス等へ繋ぐ支援を行い、再び罪を犯すことなく地域で生活できるよう支援を行っています。
対象者
矯正施設を退所した、または退所する方で、高齢(65歳以上)または障がいのために自立した生活を送ることが困難な方
業務内容
- コーディネート業務
- 保護観察所からの依頼に基づき、矯正施設入所中から対象者の福祉サービスや生活に関するニーズの確認を行い、退所後の受け入れ施設等のあっせんや福祉サービス等に関する申請支援等を行います。
- フォローアップ業務
- コーディネート業務でのあっせんにより、矯正施設から退所後、対象者を支援している福祉サービス事業所等に対して必要な助言等を行います。
- 相談支援業務
- 矯正施設から退所した方の福祉サービスの利用や生活に関して、対象者またはその関係者からの相談に応じ、助言その他必要な支援を行います。
- 被疑者等支援業務
- 保護観察所からの依頼に基づき、刑事司法手続きの入口段階にある被疑者・被告人等で、高齢又は障がいにより自立した生活を営むことが困難な者に対し、勾留中から対象者の福祉サービスや生活に関するニーズの確認を行い、釈放後の受け入れ施設等の調整や福祉サービス等に関する手続きの支援等を行います。
業務の原則
- 対象者に対して、常に懇切で誠意ある態度で接することを心がけ、その意志や主体性を最大限尊重します。
- 対象者に対する支援は、本人の心身の状況、本人が過去に受けてきた福祉サービス等の内容、本人のニーズ、活用できる社会資源の状況等を十分に踏まえて行います。
- 業務の施行にあたっては、継続的かつ計画的に適切な福祉サービス等の利用ができるよう配慮します。
- 犯罪歴等の対象者の情報は厳重に取り扱うとともに、プライバシーに十分配慮し。個人情報の保護に努めます。
- 業務の遂行にあたっては、常に公正かつ中立的な姿勢を保つことを心がけます。
苦情窓口
当事業所における苦情・ご質問に関しましては、下記の連絡先にて受付・対応させて頂いております。
業務時間
- 業務時間
- 8:30~17:00(月~金曜日)
- 休業日
- 土曜・日曜・祝祭日・年末年始