転倒・転落防止へのご協力とお願い

病院での生活環境は、それまで住みなれた家庭とは異なります。その生活環境の変化に、病気やけがによる体力や運動機能の低下が加わり、思いもかけない転倒・転落事故が起こることが少なくありません。
日本医療機能評価機構における医療事故内容の報告では、医療機関で発生する医療事故の約30%が転倒・転落事故です。その中で、約半数は患者さんがトイレに行く際に発生しています。
転倒・転落による骨折は、高齢者の寝たきりの原因になるので、特に注意が必要です。
安全で快適な入院生活を過ごしていただくために、患者さんおよびご家族の方にも転倒や転落防止へのご協力をお願いいたします。

転倒・転落事故が起こりやすい要因とは

患者さん自身の要因
  • 病状を理解できず無理に動こうとする時
  • 入院により認知症の症状が悪化した時
  • 足腰の筋力が低下している時
  • ナースコールを押さなかった時
環境による要因
  • 入院患者の状況によりスタッフが手薄になる時
  • 床の濡れなどで滑りやすい時
  • 床頭台やオーバーテーブルなど、動くものにつかまって立ち上がる時
  • 段差や物につまずいた時

事故防止のためにご協力をお願いします

これまでに転倒・転落があった場合は、その情報を看護師にお伝えください。
病状によっては、鎮静剤を使用したり、身体抑制をお願いすることがあります。

患者さんの安全のために、身体抑制をお願いする場合は、患者さんおよびご家族の方に、事前にご相談いたします。

病院内での転倒・転落防止のために

スリッパやサンダルはやめましょう

スリッパやサンダルは、脱げやすく、思わぬ所でつまずいたりしやすいので、脱げにくく滑らない履物を履きましょう。

手すりや杖を利用しましょう

廊下や階段は手すりを使って移動しましょう。
大丈夫だと思っていても、体力は落ちています。

ベッドから起き上がる時や夜トイレに行く時は、足元に注意しましょう

ベッドから起き上がる時、特にトイレに行く時は、足元に十分注意しましょう。
枕元の明かりをつけて移動しましょう。

寝つきをよくする薬を飲んでいる時は注意しましょう

寝つきをよくする薬を飲むと、体に力が入らない時があります。
寝る支度を済ませてから飲みましょう。

車椅子のブレーキがかかっているのを確認してから移動しましょう

車椅子のブレーキがかかっていないと、車椅子が動いて危険です。

車椅子のフットペダルを上げてから乗り降りしましょう

車椅子のフットペダルの上に乗ってしまうと、車椅子が倒れてしまい、一緒に転倒する恐れがあります。

床は濡れていないか、段差はないか確認して歩きましょう

床が濡れていると滑りやすく危険です。配膳車の周囲やトイレ、洗面所などの水回りでは特に注意しましょう。

少しでも不安な時は看護師に相談しましょう

少しでも不安な時は、ナースコールを押しましょう。

受診について

診療時間
月~金曜日 8:30~17:00
(午後は予約・紹介・小児科のみ)
診療受付時間 8:20~11:00/
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休診日
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休日・時間外診療
救急センターにて対応します。

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