主な疾患

糖尿病

病気について、症状等

糖尿病は膵臓で作られる血液中のブドウ糖(血糖)を体内でエネルギーとして利用することにより血糖値を低下させる唯一のホルモン、インスリンと血糖値を上昇させる最強のホルモン、グルカゴンのバランスが崩れて、正常では100㎎/dL前後に収まるべき血糖値が食後を中心に200㎎/dL以上が持続する「慢性の高血糖病」です。特に血糖値が300-400㎎/dL以上になると、口渇、多飲、多尿、体のだるさといった高血糖に基づく症状が、長期になると足のしびれ(神経障害)、目のかすみ(網膜症)、体のむくみ(腎症)、発熱(感染症)といった合併症に伴う症状が現れます。
病型としてインスリンの絶対量が不足する「1型糖尿病」、原因が明らかな「その他の糖尿病」、それ以外の肥満、遺伝、悪い生活習慣と関係が深い「2型糖尿病」の3つが存在します。

検査

血糖値(食前、食後)、ヘモグロビンA1c(最近の1-2ケ月間の血糖値の平均の目安)、グリコアルブミン(最近の1-2週間の血糖値の平均の目安)、75gブドウ糖負荷試験等で糖尿病の有無と高血糖の程度を評価します。
糖尿病と診断されたら、レントゲン、負荷心電図等の検査に加えて、神経伝導速度、心拍変動係数、眼底検査、尿中アルブミン検査、動脈硬化の検査、腹部エコー、腹部CT検査等、合併症に関する一連の検査を実施します。

治療

インスリンの無駄遣いをなくす食事療法、インスリンの働きを高める運動・生活療法がなにより治療の基本です。これのみでは十分な場合、インスリンの分泌を高めたり働きを良くする「飲み薬(経口血糖降下薬)」、インスリンの働きを高め、グルカゴンの働きを抑える注射薬である「GLP-1受容体作動薬」、そして「インスリン注射」、これら3系統の薬剤を単独あるいは併用して治療を行います。


診療科

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