メディカルカフェ

第18回 

開催日 :
2013.01.04
講師  :
退院支援室 笹原 幸恵
参加人数:
16人(男性:6人 / 女性:10人)


【講座詳細】ミニ講義「高額療養費制度について」

私たちは、公的医療保険が適用される医療について、その費用の1〜3割を自己負担しています。がんの治療では、医療費の自己負担分が高額になることがありますが、そのようなときに利用できるのが高額療養費制度です。この制度は、1ヵ月間(1日から月末まで)の医療費の自己負担額が、一定の限度額を超えた場合に、超過部分の費用を公的医療保険で賄うというものです。差額ベッド代や、入院中の食事代などは対象外ですが、保険が適用される医療費であれば、入院・通院・在宅医療を問わず対象になります。つまり、保険適用の医療については、患者さんが負担する1ヵ月の医療費は、最高でも自己負担の上限額までとなります。事前に限度額適用認定証の申請をすることによって、医療機関の窓口での支払いを高額療養費の自己負担の上限額までにとどめることができます。平成24年4月からは入院だけでなく、外来診療でも限度額適用認定証が使用できるようになりました。申請の窓口は加入している医療保険(市町村国保、協会けんぽ、共済組合など)となっています。
また、直近の12ヶ月間に、既に3回以上高額療養費の支給を受けている場合には、その月の自己負担の上限額がさらに引き下がるしくみ(多数該当)や、お一人の窓口負担では高額療養費の支給対象とならなくても、複数の受診や同じ世帯にいる他の方の受診について合算することができるしくみ(世帯合算)もあります。高額療養費の自己負担の上限額の計算の仕方、手続きの方法、流れ等に関しては、当院2階のよろず相談外来に御相談下さい。医療ソーシャルワーカーがお手伝い致します。
※詳細に関しては、厚生労働省のホームページ http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html や国立がん研究センターがん対策情報センターのホームページ http://ganjoho.jp/public/support/backup/cost.html に掲載されていますので、是非ご覧下さい。(出典:「がんになったら手に取るガイド」,p95,国立がん研究センターがん対策情報センター,2011)


新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

福笑い(どなたの作品でしょうか?)


スタッフからの一言
新年明けましておめでとうございます。今年最初のメディカルカフェには雪の中16名の方が参加されました。遠方から参加して下さった方もおられました。福笑いで一緒に笑ったり楽しい場面もありました。今年も皆さんが気軽に訪れる事の出来る場であるようスタッフ一同頑張ります。

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