メディカルカフェ
第32回
- 開催日 :
- 2014.03.07
- 講師 :
- がん患者ピアサポートの会 代表 伊藤重一さん
- 参加人数:
- 17人(男性:4人 / 女性:13人)

【講座詳細】ピアサポートについて
ピア(Peer)は『仲間』、サポート(Support)は『支援』という意味です。ピアサポートは『体験を共有し、ともに考える』ことと定義されます。済生会病院のメディカルカフェに参加する中で、他の参加者さんの「同じ病気を経験している人と話をしたい」という声を多数聞きました。実際に参加者さんと話をする機会もありました。そこで、自分たちががんという病気を通して様々な体験をしたことに価値があり、その経験を役立てる、ピアサポートを自分たちが行っていくことの必要性を感じました。そこで、ピアサポートの会を立ち上げました。
◇活動の内容
- がんの体験を生かして、不安を抱える患者さん、および、ご家族の相談・支援
- サポーターの育成と情報の収集など、がんに関するスキルアップ
- 行政などに対する「がん対策事業」の情報収集・提言など
◇活動の場所
- 福井県済生会病院 南館 1階 メディカル情報サロン
毎月第1金曜日開催の メディカルカフェ(がんサロン)にて
ピアサポートについては、江戸時代の裏店(長屋)における生活をイメージしています。長屋の住人というのは、隣近所のけんかやもめごとにも首を突っ込む、人が良くて、その上『おせっかい』でした。
今は会員数が患者・家族合わせて5名ですが、今後は病院内のそれぞれの患者会の方にも協力いただけるような形をとっていきたいと思っています。

ピアサポートの会 伊藤さん

患者さん・医療者でみんなで
意見交換会をしました。

患者さんから手作りの
コースターを頂きました。
- スタッフからの一言
- 今日のミニ講義はピアサポーターの会の伊藤さんによる「ピアサポートについて」でした。ご自身の体験を交えて会の立ち上げの経緯などについてもお話下さいました。テーブルを囲んでいろんな意見交換がされました。その場自体がピアサポートの場になっていたように感じました。支える事は難しくても寄り添うことならできる。ピアサポーターの会の発展をメディカルカフェも応援していきたいです。