メディカルカフェ
第37回
- 開催日 :
- 2014.08.01
- 参加人数:
- 28人(男性:9人 / 女性:19人)

【講座詳細】「がん哲学外来市民学会 第3回大会」より
「がん哲学外来の見据えるこれからのイノベーション」 2014年7月13日(日)、「がん哲学外来の見据えるこれからのイノベーション」をテーマに、がん哲学外来市民学会の第3回大会が福井で開催されました。 がん哲学外来はがん患者さんの心のケアを目指し、順天堂大学の樋野興夫教授が提唱したもので、その取り組みは全国に広がっています。市民学会は医療従事者だけでなく、一般市民、学生、中高生など、がんの問題に関心を持つあらゆる人々が立場を超えて集う「経験交流」の場です。3回目となる今年は、当院の集学的がん診療センターが事務局となり開催させていただきました。 当日は、全国から約340名が参加。対話を通してがん患者さんや家族に寄り添い不安、悩みを軽減するため、医療者のみでなく市民がより良い支援について講演やパネルディスカッションを通して考えました。基調講演では、当院の集学的がん診療センター長である宗本義則医師が、看護師や臨床心理士、音楽療法士など医師以外のスタッフが協働してあらゆる面から患者さんのサポートを実施している当院の現状を紹介し、病院の体制を進化させることの重要性を話しました。その後4つの地域で様々な形態で開催されているがん哲学外来の活動報告があったほか、静岡がんセンター総長の山口健氏をはじめとする4人の専門家からの特別講演やパネルディスカッションで実り多い意見交換が行われ、医療以外の視点も含めたがん医療の新たな方向性を模索しました。 がん患者さんのニーズは、時代とともに変化していきます。市民を交えた新たな形の本学会は医療のサポートのあり方を見つめなおす良い機会となりました。 今後も、患者さんが安心して治療を受けることができる病院を目指して邁進したいと存じます。
※次回10月20日(月)に樋野先生が来院されます。“がん哲学外来”を希望される方は、南館1階「がん相談支援室」にてお申込みください。

がん哲学外来市民学会より

8月8日(金)発刊の週刊朝日「近くで探すがん治療病院」に、『メディカルカフェ』が掲載されました。

今年もRFLに参加します。
- スタッフからの一言
- 先月開催されたがん哲学市民学会に参加した事がきっかけで、とご参加下さった方もおられました。がん哲学外来について知る、振り返る意味を込めて、本日はがん哲学外来のDVD鑑賞を行いました。がん哲学外来を受け、病を持ちながらも前向きに生きる患者さんの姿が、多くの事を教えて下さったと感じました。 夏本番、過ごしにくい日が続きますが、熱中症などご注意ください。