メディカルカフェ
第41回
- 開催日 :
- 2014.12.05
- 講師 :
- がん化学療法認定看護師 藤田 弘子
- 参加人数:
- 22人(男性:8人 / 女性:14人)

【講座詳細】抗がん剤との付き合い方
抗がん剤治療には、治癒、再発予防、延 命、症状緩和等の目的があります。副作用にはさまざまな症状があり、実際に現れる症状や程度、症状の持続期間は使用する抗がん剤の種類や量、患者さんの体調などによって異なります。
≪自分で分かる副作用≫
吐き気、食欲不振、便秘、だるさ、脱毛、しびれ
≪自覚症状のない副作用≫
白血球・好中球数の低下、貧血、血小板減少、肝、腎機能低下
【抗がん剤治療に対するよくある質問】
- Q: 副作用が強くでるほど抗がん剤が効いているということですか?
- A: 一般的には、副作用の程度と抗がん剤治療の効果には関係はありません。副作用は、使用する薬の種類や量、体調などによって異なり、個人差が大きいのです。
- Q: 治療中は生ものを食べてはいけないのですか?
- A: 白血球や好中球が減少している時期には、生ものは控えたほうがよいでしょう。 (目安:白血球数1000/㎕ 未満または好中球500 /㎕ 未満)
- Q: 何を食べると白血球数が上がりますか?
- A: これを食べれば上がるというものはありません。バランス良く食べることが大切です。治療直後の食欲のない時は、無理をせず、口当たりの良い食べやすい物を摂るようにしましょう。
- Q: 治療中は外出を避けたほうがよいのですか?
- A: 白血球や好中球が減少している時期には、人ごみは避けるか、マスクを着用し感染予防を行なってください。外出後には手洗いやうがいを念入りに行ないます。
- Q: 抗がん剤治療はいつまで続けるのですか?
- A: がん細胞が体内に認められる間は治療が続きます。化学療法薬の進歩により、病期が進行していても治癒する、あるいは長期生存が期待できるがんが増えています。
- Q: 旅行に行きたいが治療と重なる、治療後は身体がだるくて動きたくない、 旅行は諦めたほうがよいのでしょうか?
- A: 旅行がよい気分転換になるのであれば諦めることはありません。主治医と相談して、治療の日程を調整することもできます。
治療中でも体調に合わせ家事や趣味、仕事もOK。活動がよい気分転換にもつながります。治療と付き合って、「あなたの日常」を過ごして下さい。

認定看護師の講義

サプライズ!宗本サンタ登場

患者さんからのプレゼント!いつもありがとうございます。

岩手ホスピスの会より
頂きました。
- スタッフからの一言
- 今日のメディカルカフェはクリスマスイベントを開催しました。音楽療法士さんの演奏で皆で合唱したり、宗本サンタの登場があったりと賑やかな一時でした。 本格的な変装過ぎてサンタの正体が誰かわかってもらえないのが面白かったですね。来年も皆様のご参加を心よりお待ちしています。