メディカルカフェ
第53回
- 開催日 :
- 2015.12.04
- 講師 :
- がん化学療法看護認定看護師 藤田弘子
- 参加人数:
- 23人(男性:4人 / 女性:19人)

【講座詳細】腫瘍マーカーについて
体内に腫瘍ができると血液や尿に含まれる、たんぱくや酵素、ホルモンなどが急激に増えることがあります。また健康なときにはみられない物質が現れることもあります。 腫瘍がきっかけとなり産生される物質を「腫瘍マーカー」といい、物質の量や種類によって腫瘍の存在を知る手がかりとなります。
腫瘍マーカーには多くの種類があり、一般にがんが大きくなるほど体内でその量が増えます。しかし、早期のがんではほとんど見られません。腫瘍マーカー値が基準値を超えていても、すぐにがんが存在するということを意味するものではありません。良性の腫瘍や慢性肝障害、呼吸器の慢性炎症、腎障害、高血糖などの病気でも強い反応を示すといわれています。
がんの診断は、複数の腫瘍マーカーの組み合わせや血液検査、画像検査、病理検査(生検)など、ほかの検査結果を総合的にみて検討します。
早期のがんでは腫瘍マーカー値が正常のこともあります。腫瘍マーカーは、がんを早期発見するためというより、がんを診断していくうえの一つの補助的な検査、あるいは治療していくうえでの経過観察の検査としての意味合いが強いといえます。
腫瘍マーカー値の上下のみでがんの存在や病態の悪化・回復を判断できるものではないことを理解して下さい。
≪引用・参考資料;国立がん研究センター「がん情報サービス」、読売新聞医療サイト≫

がん化学療法看護
認定看護師の講義

今年も登場!宗本サンタ

プレゼントは手作りの
ワイヤーアクセサリー
“勝ち虫とんぼ”です。

患者さんスタッフ、皆一緒にクリスマスソングを歌いました。
- スタッフからの一言
- 今年最後のメディカルカフェ、雨にも関わらず沢山の方にご参加頂きました。今月はクリスマス、恒例の宗本サンタも登場し賑やかな一時となりました。金沢のワイヤーアートの先生による「勝ち虫トンボ」のブローチのプレゼントもありました。トンボは前にしか飛ばない。前進あるのみというメッセージのこもったブローチ皆さんとても喜ばれていました。