メディカルカフェ
第14回
- 開催日 :
- 2012.09.07
- 講師 :
- 緩和ケア医師 谷一彦
- 参加人数:
- 11人(男性:3人 / 女性:8人)

【講座詳細】ミニ講義「医療者との付き合い方について」
医療者との付き合いで、患者さんやご家族は、「忙しそうでゆっくり話が聞けない」「1回の説明ではよくわからない」「専門用語がわからない」「気持ちへの配慮がない」「信頼できない、納得できない」「心のケア、生活への配慮がない」など様々な悩みを抱えています。医療者とうまく付き合うために、
1) 困ったこと、わからないことは素直に伝えましょう。
2) 何度か対話を重ねていくうちに、信頼関係を築いていくことができるはずです。
3) 病気に関しての悩みを、最も親しい身近な人にまで秘密にしないようにしましょう。医師と治療などについて話し合うときには、その方に一緒に居てもらうとよいでしょう。心の支えにもなりますし、不安が強いときには、しばしば医師の説明を聞き漏らしたり、理解しにくかったりすることもあるからです。
4) 担当医との面談の時には、聞きたいことを箇条書きにしたメモを持参しましょう。
5) 看護師や、相談支援センター、緩和ケアチームなどの協力を得ることも考えま しょう。
6) メディカルカフェで仲間と話しましょう。
7) セカンドオピニオンを利用しましょう 。
何でも質問できてお互いに尊重し、信頼し合えるような関係を医師との間に築いていきましょう。
国立がんセンターのホームページに「重要な面談にのぞまれる患者さんとご家族へ」という冊子が掲載されていますのでご覧になってみてください。

本日の講師:谷一彦先生

「重要な面談にのぞまれる
患者さんとご家族へ」

ご協力頂いている伊藤さん。
いつもありがとうございます。
- スタッフからの一言
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今日は谷医師による医療者とのコミュニケーションというテーマでの講義でした。ご意見では、日頃患者さんが感じておられる思いを聞かせていただく機会にもなりました。
また、本日メディカルカフェに来ていただきながらも暗い雰囲気で入るのをやめたとの患者さんからのご意見を頂きました。講義前または講義中で消灯していた時にお越し下さったのではないかと思います。せっかくのぞいて下さったのに本当に残念です。初めて参加して下さる方がいつでも入りやすい雰囲気づくりを心がけていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。もし、このコメントを見て下さっていたら、もう一度のぞいて頂けたら嬉しいです。患者さんと共に意見を交換し合い作っていくメディカルカフェを目指したいと思っています。スタッフ一同お待ちしております。