①母と子を支えるトータルケア<妊娠>
2025.05.01(かけはしvol.126掲載)
穏やかな妊娠期を過ごすために
妊娠中の健康管理は、お母さんと赤ちゃんのためにとても大切です。当院では、内科や婦人科に加え、他院・他クリニックとも連携し、甲状腺疾患や糖尿病などの合併症をお持ちの方でも安心して出産を迎えられる体制を整えています。
また、不妊治療を経て妊娠された方に向けても、専門的なフォロー体制を充実させ、一人ひとりの状態に合わせたきめ細やかなサポートを提供。心身ともに穏やかな妊娠期を過ごせるよう、スタッフがしっかりと寄り添います。
妊娠期のサポート
□妊婦健診4Dエコー
赤ちゃんの動きや表情がくっきり見える4Dエコーを導入。健診はご家族の同席も可能です。
日々成長する赤ちゃんのかわいいしぐさをご覧いただけます。
□母親教室
出産準備のための教室を2度に分けて開催。前期は食事や禁煙、
妊娠中のトラブルについて、動画で視聴。後期は分娩の流れや
入院方法を確認し、夫婦でおむつ交換や沐浴などを学んでいた
だきます。
□助産師外来
妊娠期の不安に寄り添い、バースプランに沿った出産をサポートする無料・予約制の外来です。初期・中期・後期に受診し、安心してマタニティライフを過ごせるよう支援します。
当院のお産の特徴
2014年に周産期センターを開設して10年余、出産数の減少、妊婦さんの高齢化、不妊治療の増加、無痛分娩の普及など産科を取り巻く環境も大きく変化しました。そんな状況のなか、わたしたちが大切にしているのは、一人ひとりの妊婦さんの妊娠・出産・産後に寄り添い安心して新しい家族を迎えるための身体と心のサポートをすることです。近年では産後ケアに力を入れて、宿泊型の事業を実施しています。済生会で出産する方はもちろん、他院や他県で出産する方の地域の受け皿として、医師・助産師・看護師が一丸となってみなさまをお迎えします。