プレジションメディシンとは。治療の個別化 脂肪肝治療でも
- 肝臓川柳
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個に合わせ これこそ治療の プロでしょ!
(プロでしょ…ぷろでしょ…ぷろでしょん…ぷれでしょん…ぷれじしょん…プレジション)
“プレジションメディシン”とは、日本語で“精密医療”と訳されますが、それぞれの患者さんに合った最適な治療を行う医療のことを言います。
がん治療の分野では、患者のがん細胞の遺伝子異常を調べ、それぞれの遺伝子異常に最も合う薬を使うことが精力的に進められ、現在臨床の分野でも行われ効果を示していますが、脂肪肝の治療でも同様に進められようとしているそうです。
といいますのは、脂肪肝から脂肪肝炎さらに肝硬変、肝癌になる原因には、脂肪毒性、ストレス、免疫異常、腸内細菌叢変化など様々であり、同じ治療法では個々に効果を上げることは難しく、それぞれの病態に合った治療法が必要と考えられるからです。
現在、三重大学中川勇人教授の教室などで盛んに開発が進められています。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
がん治療の分野と同様に、脂肪肝の治療に関しても疾患の原因は様々であり、同じ治療法では個々に効果を上げる事は難しく、それぞれの病態にあった治療法(プレジションメディシン)が必要と考えられ盛んに研究、開発が進められております。
(文:肝疾患センター 野ツ俣 和夫)
2023.11.27 更新