肝細胞癌薬物治療最前線~複合免疫療法時代における各薬剤の使い分け~
- 肝臓川柳
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お薬の 選択選定 ムズイ訳
(ムズイ訳・・・ムズイワケ・・・むずいわけ・・・つかいわけ・・・使い分け)
現在の肝細胞癌薬物治療は大きく分けて2種類あります。
1つ目は先日ご紹介した免疫チェックポイント阻害剤(ICI)で、アテゾリズマブとベマシズマブ(血管新生薬)、デュルバルマブとトレメリマブ(両方ICI)の2種類ですが、ガイドラインでも一次療法に位置付けられています。
2つ目は血管新生阻害剤単独投与で、ソラフェニブやレンバチニブなどが該当し、2次治療となっています。
それぞれ働きや副作用が異なり、治験の結果と共に理解しながら総合的に判断して薬剤を選択しています。また、いかに肝臓の機能を損なわずに、機能が保たれているうちに何を使うかの判断も重要です。
さらに、効果がない場合に他の治療に切り替えたり、TACE、RFA、手術といった局所療法を加えることにより大きな効果がみられることがあり、現在盛んに議論されています。
進行した肝細胞癌それぞれ個々の患者さんにとっての最適な治療の流れを考えて診療にあたっています。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
肝細胞癌の治療には免疫チェックポイント阻害薬を使用する治療が一次療法、血管新生阻害剤単剤投与が2次治療と位置付けられています。さらに効果を見ながら他の治療に切り替えたり、局所療法を加えるなど、患者さんが最適な治療のために現在盛んに議論されております。
(文:肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)
2023.10.24 更新