肝硬度測定は脂肪肝患者の未来を予測する
- 肝臓川柳
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肝硬度 未来を予測 しましょうか
(しましょうか…しましょうかん…しましょかん…しぼかん…脂肪肝)
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の方では、
一般の方と比較して全死亡率、肝臓関連死亡率が増加すると言われています。
さらに、NAFLDの中でも肝線維化に注目すると、
肝線維化が進行するに従ってこれらの死亡率が増加することが報告されています。
肝線維化の程度をフィブロスキャンによる肝硬度測定値(LSM)で検討すると、
LSM値そのものとともにLSM値の変化量も死亡率に関連するという報告があります。
すなわちLSM値の程度および変化がNAFLDの予後予測に役立つ可能性が考えられます。
また、NAFLDでは心血管イベントリスクが増加すると言われていますが、
これも特に肝線維化が進行するに伴ってリスクが上昇すると報告されています。
肝硬度(肝臓の硬さ)はNAFLD患者の未来を予測するようです。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
NAFLDの方では一般の方と比較して
全死亡率、肝臓関連死亡率が増加すると言われており
さらに線維化が進行するに従って死亡率が増加する
肝臓の硬さはNAFLD患者の未来を予測する事にもつながってきています
2022.1.25 更新