人は不合理な生き物。行動経済学を学んで患者さんに生かそう。
- 肝臓川柳
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不合理を 理解し生かし 何するか(が大切)
(何するか…なにするか…なっにするか…なっじするか…ナッジすることも役割)
“いいこととわかっていても中々行動出来ない” -よくありますね。
肝臓の検査や治療もそうです。
◆利益は得たいが損失は回避したい(プロスペクト理論)
◆いいことでも面倒で後回しにする(先伸ばし)
◆自分の都合のいいように解釈する(確証バイアス) など
行動経済学という学問で人間の不合理性が明らかになっています。
これらを理解して、
肝疾患患者さんが自発的に望ましい行動を選択するよう促すために、
軽くひじを突いてあげる(ナッジ(Nudge))ことが、
肝炎医療コーディネーターの役割の一つとのことです。
少し難しいですが面白いですね。
一緒に勉強しましょう。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
人間は不合理な生き物で、いい事とわかっていてもなかなか行動が出来ません。
そこを理解して、患者さんが自発的に望ましい行動を選択するように促していく
肝炎コーディネーターの役割は重要です。(文:福井県肝疾患診療連携拠点病院 肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)
2019.8.14 更新