肝トピックス

腸内細菌と肝臓疾患

肝臓川柳

肝臓病 関係解明 ちょー良くない!?

((ちょー良くない…ちょうよくない…ちょうない…腸内…腸内細菌)   ( 腸内細菌との関連が解明されて肝臓病が改善されたら良いな~) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ノノノノノノ )

最近はやりの腸内細菌!
なかなか奥深い腸内細菌の世界なので、今回は少しさわりの部分だけ…
腸内細菌は色々な病気との関係が報道されていますが、肝臓とも関連が深いです。
以前から、
慢性肝疾患が進行すると腸管バリアの破掟により腸内細菌の成分が門脈を介して肝臓に影響し、
肝硬変や肝癌発生の促進に関わると言われています。
最近では、
肥満、脂肪肝、脂肪肝炎(NASH)との関連も注目されています。
しかし腸内細菌は、莫大な種類があり、100兆個というものすごい数があり、
様々な他の因子が関係しており、病気との関連性を明確にするのはきわめて困難です。
最新の解析法により少しずつこれから明らかになっていくと思いますので、また取り上げたいと思います。


これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント

腸内細菌は肝臓に関しては、肝硬変や肝癌発生の促進に関わると言われており、
さらには肥満、脂肪肝、脂肪肝炎との関連も注目されているのですが、
腸内細菌の種類は膨大であり様々な因子の関係もあり、
病気との関連性を明確にするにはまだまだ解析が必要です。

(文:福井県肝疾患診療連携拠点病院 肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)

2019.7.18 更新

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