C型肝炎ウイルス消失後も肝がんに注意! 定期的な通院を!!
- 肝臓川柳
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気を抜くな ウイルス消えても 肝ガァーーン!!
(肝癌発生を見逃して、ガーン!<('A`)> とならないように、定期検査を!)
飲み薬だけのC型肝炎治療により、続々とC型肝炎ウイルスが消えた方が増えています。
大変素晴らしいことですが、ウイルスが消えても、その後に肝がんが出ることがしばしばあります。
統計では、
◆肝硬変の方
◆男性の方
◆腫瘍マーカー(AFP:α―フェトプロテイン)が高い方
◆肥満や糖尿病の方
に出やすいとされています。
ウイルスが消えてもそれまでの影響があるためと思われますが、詳しくは分かっていません。
とにかく!!
一度C型肝炎ウイルス陽性と言われた方は、ウイルスが消えても、定期的な通院、検査が必要です。
リスクの低い方でも半年に1回は病院に行くことを忘れないようにお願いします。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
C型肝炎ウイルスが消えても、肝がんができる事があります
リスクの高低に係らず、半年に1回は定期通院、検査が必要です(文:福井県肝疾患診療連携拠点病院(福井県済生会病院) 肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)
2018.5.16 更新