保険薬局は、患者さんの“最後の砦” 今、全職種それぞれの立場で活動する“肝炎医療コーディネーター”が熱い!
- 肝臓川柳
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いま熱い! 肝炎コーディネーターが トレンディ
(トレンディ…とれんでぃ…とれーでー…とりーでー…とりで…砦)
C型肝炎患者の受検・受診・受療を進める「橋渡し役」を中心とした、
肝疾患診療の中で大変重要な役割を果たす“肝炎医療コーディネーター”が
クローズアップされており、厚労省による班研究も行われています。
医師・看護師をはじめとした全職種の医療従事者だけでなく、
行政機関や一般企業、介護職など医療関係者でない人も、
それぞれの立場で患者さんにどう関われるかを意識しながら活動し、
他施設や院内他部門との連携も図り、最終的に患者さんに福音をもたらすことが目標です。
例えば、
保険薬局の薬剤師は、処方箋調剤の際に、患者さんの病歴などに関する話をする機会も多く、
そこで、コーディネーター研修会などに参加し知識を取得していると、
自信を持って説明責任、相談責任を果たすことが出来ます。
病院受診後に薬局でお薬をもらう事が多くなってきている今、
“最後の砦”の役割を果たすものと思います。
行政、介護など様々な職種で特有の患者との関わり方があり、
その場面で出来る肝疾患診療への橋渡しの方法があります。
現在、それぞれの立場におけるコーディネーターとしての活動の指針を動画などで作成しています。
是非、皆さんも参加して下さい。
しっかりとした知識を持ち、複数の方法で肝疾患への受検・受診・受療を進める事が出来たとき、
さらに多くの肝炎患者の治療が加速され、肝がんになる患者さんが減ると考えています。
- これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント -
C型肝炎患者の受検・受診・受療を進めるための橋渡し役を始めとした、
肝疾患診療の中で大変重要な役割を果たす
“肝炎医療コーディネーター”がクローズアップされています。
(文:福井県肝疾患診療連携拠点病院(福井県済生会病院) 肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)
2018.1.22 更新