肝トピックス

C型肝炎DAA(経口剤)治療最終章 どんな方でも使用でき、より短く治療が終わる!

肝臓川柳

経口剤 8週可能に まービックリ!

(まービックリ…マービックリ…マーヴィックリ…マーヴィク…マーヴィレット)

平成29年11月27日に、最短8週間治療を可能にする
C型慢性肝炎治療薬「マヴィレット®配合錠」(グレカプレビル/ピブレンタスビル)
が新発売されました。

大部分の慢性肝炎は8週間、肝硬変や一部の慢性肝炎は12週間投与です。
DAA治療(経口剤治療)は第3世代へと移行し日本のC型肝炎治療は最終章を迎えると考えています。
これまでたくさん発売されたDAA治療は、
・C型肝炎ウイルスの型(ジェノタイプ)
・ウイルス耐性の有無
・過去のDAA治療歴(1回目の治療で効かなかった方)
・透析中の方などの患者さんの状態
によりDAA治療を使い分けていましたが、
マヴィレットの登場により、1つの治療方法でそのほとんどがカバーされることになります。
しかもこれまでの治療と同等または凌駕する治療成績で、ほぼ100%の治癒率です。
非代償性肝硬変患者さんの治療や肝癌の合併例など残された課題はまだありますが、
いよいよゴールが見えてきたようです!!


これだけ覚えておいて損はない!
今回のポイント

最短8週間治療の新薬マヴィレット配合錠が発売
ウイルス型や他疾患による使い分けの必要がなく、治療成績も同等もしくは向上
日本のC型肝炎治療もゴールは見えてきたようです

(文:福井県肝疾患診療連携拠点病院(福井県済生会病院) 肝疾患センター長 野ツ俣 和夫)

2017.12.16 更新

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