【健康】冷えに負けない!今日から始める温活習慣
寒さが厳しくなる12月。体が冷えることで血行が悪くなり、肩こりや頭痛、むくみなどさまざまな不調が出やすくなります。そんな今の季節だからこそ大切にしたいのが"体を温めて、巡りを整える"「温活」です。「温活」とは、体を意識的に温め、基礎体温や代謝を高める習慣のことをいいます。冷えが慢性化すると、自律神経の乱れや免疫力の低下を招きやすいため、冬の健康づくりに「温活」は最適です。特別なことをしなくても、毎日の小さな工夫で体は少しずつ変化していきます。
➀血行が良くなる
体が温まると血管が広がり、血流がスムーズになります。肩こり・腰痛・むくみの改善が期待できます。
➁代謝アップ
体温が一度上がると基礎代謝が10~13%上がると言われており、太りにくい体づくりにも繋がります。
➂免疫力の向上
体温が上がると白血球の働きが活発になり、感染症や風邪の予防に繋がります。
➃自律神経のバランスが整いやすい
温めることで副交感神経が優位になり、ストレス緩和や睡眠の質が向上する効果があります。
➄冷え性の改善
足先・手足・下腹部などの冷えが徐々に改善していきます。その結果、生理痛や生理不順の軽減に繋がることもあります。
➀内側から温める
生姜やにんにく、根菜類や発酵食品には体を温める効果があります。加熱した生姜は体を温める力が更に高まり、スープや紅茶にひとつまみ加えるだけでもポカポカを実感できます。一方で、冷たい飲み物や・サラダ中心の食事は知らない間に体を内側から冷やしてしまうことがあるので注意しましょう。
➁"首"を守る
服装では「首・手首・足首」のいわゆる"三首"を重点的に温めることが効果的です。いずれも皮膚が薄く、太い血管が通っているため、冷えが全身に広がりやすい場所です。マフラーやネックウォーマー、手袋、レッグウォーマーなどで"首"を守りましょう。また、腰回りを温める腹巻は見た目以上に効果が高く、冷えやすい内臓を守ることで疲れにくさにも繋がります。
➂深部体温を上げる
12月は湯船に浸かるだけでも体へのご褒美になります。38℃~40℃のぬるめのお湯にゆっくり浸かると、副交感神経が働いて深部体温がじわじわと上昇し、全身の血行が整います。忙しい人こそ、湯船の10分を「自分を温める時間」として確保してみてください。また、お風呂上がりに保湿をし、冷やさないうちに靴下を履くことで、温まった熱を逃しません。
➃筋肉で熱をつくる
私たちが一番多く熱を生み出すのは筋肉です。特に太ももやお尻など大きな筋肉を動かすと、体がポカポカしてくるのを実感しやすくなります。忙しく、寒い12月におすすめなのが、かかと上げや肩回し、短時間のスクワットです。テレビを見ながらでも、歯磨きをしながらでもできる「ながら温活」。血流が良くなることで冷えはもちろん、年末に溜まりやすい肩こりや倦怠感も軽減します。
➄夜の冷え対策
寝る前の冷えは寝つきに大きな影響を与えます。布団の中に入っても足先が冷えていると、体は緊張状態のままになります。電気毛布や湯たんぽで寝床を温めておくと、スムーズに眠りにつけるでしょう。また、温かいハーブティーなどで体を内側から温め、室温を18℃~20℃に整えることで、冷えを感じにくく質の良い睡眠ができます。
今年の12月は、体を温める小さな工夫を取り入れ、健やかな冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。