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三承工業株式会社様①|圧巻ストーリー【企業編vol.1】


三承工業株式会社様①|圧巻ストーリー【企業編vol.1】

来年開催予定の「ふくい桜マラソン」で、福井初フルマラソン、初フルマラソンエントリー、フルマラソン初完走を狙っている福井県済生会病院 健診センターの中村(写真左)です。

 

健康経営や働き方改革、SDGsなどを積極的に取り組み、人にフォーカスして新しい価値を創造し、社会にインパクトを生み出し続けている企業、人をご紹介させていただく「圧巻ストーリー」。

 

記念すべき第1弾は【企業編】。岐阜県岐阜市で総合建設業を展開している三承工業株式会社様をご紹介いたします!

 

 

 





 

 

 

 

どうやって乗り切ったのか?

 

先日、健康投資推進協議会による健康投資シンポジウムにおいて、10年かけてとんでもない変化変容をとげられた衝撃的な企業様があることを知りました。




2012年-2022年の変化|神田さんよりご提供いただいた資料より




こちらは、2012年から2022年の10年間での変化です。この変化、すごくないですか?さらには、社員数は3倍、役員・社員年収は1.35〜2倍、売上は4倍になったとのこと。

 

そんな劇的変革を遂げられ、今なお進化し続けている会社は、岐阜県岐阜市で総合建設業を展開している三承工業株式会社様。この劇的な変革のご講演を拝聴し、大きな衝撃を受けると同時に、直接お会いしてお話を伺いたい!という衝動にかられるのもご納得いただけるかと思います。そんな無謀な想いを抱き、ただ「岐阜県」ということを頼りにご相談したところ、お繋ぎしますよー!とのご回答をいただき実現した今回の視察。井上剛典様、心から感謝申し上げます!

 

講演の中で、劇的変革の初期には、とんでもない反発があったと聞いていますが、そんな反発をどのように切り抜けられたのか。社長とスタッフが現場で直面する課題をどのように捉えて、どんなことを取り組んでいったのか。ここにはものすごいストーリーが隠れているように思うのです。 そのストーリーをお伺いすることで、これから健康経営に取り組もうと考えている企業様、取り組み始めたものの今ひとつ乗り切れていない企業様は是非ともお読みいただくことで、何かしら実践へのヒントになるのではないかと考えております。

 

今回ご対応くださったのは、ダイバーシティー推進室係長の神田純代さんです。 2016年入社、広報担当として業務に従事。2018年、外務省主催第2回「ジャパンSDGsアワード」受賞後に安倍 昭恵氏と面談の機会があり、その道中わずか5分の出来事によって仕事観が一変。現在はダイバーシティー推進室SDGs担当としてご活躍されています。







自分は誰一人幸せにできていない。

 

神田さん、早速ですが劇的な変革のそもそものきっかけは何だったんでしょうか?

 

風土改革のきっかけは業績悪化です。社長が会社の状況について疑問を持ち始め、日総研セミナー「社風考察セミナー」を受講、「社長が目指す姿と社員が考えていることのギャップを測るアンケート」を実施したところ評価は5段階評価ですべての項目が1か2という結果でした。追い打ちを描けるように「社員を幸せにできていないのに、お客さんを幸せにできるんですか?」と言われ、初めて「自分は誰一人幸せにできていない」と気づき、またご家族に話すと「そうおもう」と言われ、家族さえも幸せにできていなかったと愕然としたと聞いています。

 

 

 

太陽になろうと「一人」で奮闘

 

さらに神田さんは続けます。

 

セミナーの中で、社長は会社において自分は太陽のような存在と考えていたが、実際は北風だと言われました。売上、利益の追求ばかり社員に指示して も、社員は縮こまってしまうばかりで、当事者意識がない組織ができてしまうと。カチカチのコンクリートのような社内風土をつくっているのは社長だと言われたそうです。

 

そこから社長の孤軍奮闘が始まりました。トイレ掃除、ありがとうの朝礼などやれることは何でもやったそうです。でも、それが社員にとっては逆効果だったですが、自分や会社のこと変えたいという想いが強く、やり続けたんですが社内の雰囲気は変わらず、不満は高まる一方で悪化していったようです。そして、社長が脳梗塞になってしまわれたんです。

 

社長は、業績が悪化している原因:北風であること、当事者意識が育まれない風土をつくっているのが、自分であるということに気づかされ、自分を変え、そして会社を変えていこう!という想いで一生懸命に取り組まれていました。そんな努力も虚しく社員の方々には伝わらないばかりか、真逆の方向に捉えられてしまったようです。

 

 

 

キーマン、パートナーの見極め

 

そこから社長は、一人のアルバイトの女性に声をかけるのですが、そこから会社が動きじめます。 しかし、ここが気になるところでした。建設業で男性ばかりの職場であるにもかかわらず、なぜ女性に声をかけたのでしょうか?

 

それはTA分析で、寺田さん(当時アルバイトとして働いていた女性)が「母性が高い」という結果が出ていたことが決め手だったそうです。私自身とてもお世話になっていますし、一緒に働いていると本当にすごいんです、皆さんへの気遣いが。さらに社長は、セミナーで心理学などを学びを続け、TA 分析の特性を見ていたんですね。ですので、寺田さんが退職を申し出た際に「この人がいなくなったら会社が持たない」と初めて自分事として認識したそうです。社長は本気の思いを何度も伝えて、一緒に改革していくことになりました。

 

アンケートでの散々な結果、孤軍奮闘によってさらに悪化していった雰囲気のなかで、寺田さんの周囲への気遣いによって会社が回っていたことに気づいた社長。その寺田さんを引き止めるだけでなく、一緒に変革していく仲間になってほしいと懇願。その熱意に心動かされ、様々な改革が繰り出されることになります。

 

「とにかくやると言ったらやりますね。やらないという選択肢はなくてどうしたらできるかを考えてやってみる。そしてやり続けます。」という神田さんの言葉に続き、今回、繋いでくださった井上さんはこのようにおっしゃっていました。 「JC(青年会議所)で西岡社長と出会った当時は、昔やんちゃしてましたという雰囲気で苦手なタイプ。そんな社長もJCという場で素直に学んだことを実践し、ご縁を活かしていく中で社長自身も会社も大きく成長された」と。

また、一人の経営者として井上さんは次のようにおっしゃっていました。 「西岡社長の変化の源にあるのは『素直さ』と『継続力』で、何事も素直に学び、徹底して継続実践する『行動力』があれば成長する。10年という時間があれば人と会社は変化できる」

 

このお話、経営者だけでなく誰もが学ぶべき重要なことを教えてくださっていると感じました。今回、直接社長にお話しをお伺いすることができませんでしたので、こちらの動画を拝聴しましたところ、社長の取り組みに至るきっかけ、根底にある想いを 語っておられましたので、こちらも是非見ていただけるとさらにご理解が深まると思います。







女性活躍から働き方改革そしてSDGsへ〜「働きやすさ」と「働きがい」の両立へ(2020年8月3日開催 -沖縄県人財育成企業シンポジウム)西岡社長は44分38秒〜から登場いたします。

「中学時代に現実を知った実体験」「アンケート結果の衝撃」「社員の退職願い」が、社長にとって大事な気づきを得ることとなった重要な出来事。その気づきをしっかりと実践なさった西岡社長の姿勢が、これから寺田さんという仲間を得ることによって大きく動いていくことになります。

次回に続きます。





三承工業株式会社 (sunshow.jp)

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