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| 当院はNST、ICTなどチーム医療の充実も本邦有数で外科の周術期管理も十分な体制をとっています。診療内容としては「がん診療」が中心ですが。内科、放射線科、臨床腫瘍科、緩和ケア科(ホスピス)との連携が良く、きめの細かい診断治療が可能で、「がんの実力病院」としては全国トップ5にランクされました。 病状の進み具合を的確に判断し、がんの根治性を損なわずに、できるだけ臓器および機能を温存する手術を目指し、縮小手術、鏡視下手術も各分野で充実しています。したがって術後の早期回復が進み、病院全体でも平均在院日数は12〜13日となっていますが、患者さんのご要望があれば地域の診療所やかかりつけ医の先生方との「病診連携」で対応しています。 がん診療以外でも肛門疾患、ヘルニア,胆石症などの良性疾患や腹膜炎、胸腹部外傷などの救急医療についても万全の体制をとっています。 |
| 当院の胃がん手術は内視鏡切除約60例を含めて年間約180例(鏡視下手術5例)に行っています。内視鏡切除は専ら消化器内科が担当しています。 外科手術の患者さんは外来で精密な進展度診断を行って「胃癌治療ガイドライン」を基本とした的確な術式を決定します。手術前日に入院し、幽門側胃切、噴門側胃切、胃全摘、分節切除、局所切除などすべて同一の胃切除クリニカルパスを使用し、胃がん手術全体の術後平均在院日数は15.2日です。胃全摘例でもほとんどの場合、術後2週間で退院されています。 術後は最小限の末梢補液のみでの管理で原則的に中心静脈栄養は行ないません。経口開始は術後2日目から。高リスク患者のみ術後早期から経腸栄養法を使用しており、術後の合併症も極めて少なくなっています。Stage2以上の場合は説明と同意後、術後の補助化学療法を外来または連携医で行います。治療成績は他病死、他癌合併すべてを含む5年粗生存率はStage1:95.8%、Stage2:76.7%、Stage3:33.3%、Stage4:16.4%で日経新聞の調査では当科の胃癌手術の治療成績は全国第9位とされました。しかし、「がん術後の5年生存率」は他臓器のがん合併や重症の基礎疾患をもつ患者さんに対して積極的な手術で十分な治療成績が得られても、5年生存率には反映されず、治療レベルの高い病院ほど5年生存率が悪くなることもあるので注意が必要です。 膵臓外科手術件数は年間約25例で北陸でも有数の手術数があります。当院は放射線科専門医スタッフが充実しており、スクリーニング(早期発見)から精密画像診断の精度が高く、手術適応の適切な判断が可能です。膵臓外科グループも高度な膵切技術を有し、他職種からなるチーム医療も加わり、周術期の管理も先進的です。手術の安全性と術後回復のレベルについても自負するところです。 |
| 当科(大腸グループ)では、消化器外科専門医、大腸肛門病学会専門医が診療を担当しています。地域がん診療連携拠点病院として、診断から治療まで一貫してチーム医療をおこなっています。 当院での大腸癌手術では、患者さんの進行度をPET,超音波内視鏡などの最新の機器で的確に判断します。 直腸癌手術では、肛門機能や神経を温存し性機能を保持した手術を採用しています。また、腹腔鏡手術や経肛門的内視鏡切除術をおこなっています。 進行した癌に対しては、手術療法に加えて、専門の放射線医による放射線療法、臨床腫瘍医による抗がん剤療法を利用した集学的治療をおこなっています。また専属看護師の術前からの人工肛門(ストーマ)ケアや、患者会などの案内をおこないチーム医療で直腸癌患者の診療にあたっています。 また、手術後の経過観察は病診連携システムを有効に活用し、かかりつけの医師と同時に大腸癌術後連携パスを使用して綿密に患者さんをサポートしています。 |
| 消化器外科のうち、肝・胆道外科は、肝臓・胆道(胆嚢、胆管)の良性疾患から悪性疾患まで、外科手術を中心として診療を行っています。 特に肝臓癌を中心とした肝臓・胆道の癌に対しては、内科・放射線科(特にIVRの専門グループ)とチームを組み、個々の患者さんの治療方針について検討し、癌の進行度、基礎疾患、予備能などを考慮し十分なインフォームド・コンセントのうえで、治療方針を選択しております。 尚、専門外来は金曜日ですが、胆石症は月〜金曜日毎日の午前中に対応しています。 |
| 現在日本人がん死亡原因のトップである肺がんは増加の一途をたどっており、2006年の統計では肺がん死亡者数は6万人を超え、2020年には10万人に達すると予測されています。当科は呼吸器内科や健診センターとの密な連携のもと手術を必要とするさまざまな呼吸器疾患に対応しており、特に肺がんの診断・治療には精力を注いでいます。4名のスタッフ(気管支鏡専門医・細胞診専門医・呼吸器外科専門医)が常勤し、スピーディで的確な診断と患者さんの状態を十分に把握したテーラーメード治療を心がけています。外来診察日は火曜日と金曜日です。なお予約制で禁煙外来を行っております。 肺がんで亡くなる方を福井県から一掃したい、というのが私たちの願いです。肺がん撲滅のため予防から治療までトータルに皆様をサポートいたします。 1.当科の特徴 当科の特徴は、年間約60例という県内トップの肺がん手術を行っていることが挙げられます。手術には胸腔鏡(きょうくうきょう)を積極的に活用して痛みや傷を軽減することにより、患者さんには手術の2日前に入院していただき、手術翌日から食事や歩行をし、手術後約1週間で退院していただくといったごく短期の滞在で社会復帰が可能となっています。さらに各種検査が系統的に進められ、診断や治療方針の決定が迅速に出来ることでも評価を頂いております。他院で1週間程度かかることの多い細胞診断についても、当院では当日もしくは翌日には診断結果が明らかとなります。一方最新のデータに基づいた治療を重要視し、手術だけでなく抗がん剤治療や放射線治療も行っています。肺がん診療には地域医療連携の強化が不可欠で、当科は県内の多数の医療機関のご協力に支えられています。 2.禁煙外来を行っています 福井県の男性喫煙率は42%(全国19位)ですが、禁煙や分煙・副流煙に関する意識はいかがでしょうか?禁煙はタバコに関する正しい知識を持つことから始まります。小林部長は全国で禁煙講演会や喫煙防止教育を行っています。禁煙が必要な方・希望される方は是非当院の禁煙外来にご相談ください。また地域や職域での禁煙講演のご依頼にも随時対応しております。 3.学生教育・研修医教育 当科は教育施設として医学生の研修の受け入れ、若手医師の教育によって近年志望者が激減している外科医の育成に力を尽くしています。特に小林部長は県内外で開催される肺がんの診断に関する研修会に講師として多数参加し、さらにレベルの高い医療と質の向上を目指しています。 |
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