●ホスピスについて
【Q1:入院の相談はどのようにしたらよいですか?】
回答:
当院のよろず相談外来にて、医療ソーシャルワーカーが対応致します。
または、直接緩和ケア病棟(愛の家・済生)にお電話をしていただいてもかまいません。
TEL:よろず相談外来:0776-23-1111(内線2348)/愛の家 済生:0776-28-8550
【Q2:入院経路はどのようになりますか?】
回答:
当院入院中の患者さんに関しては、主治医を通して連絡があるため、本院から愛の家・済生に転棟する形となります。他の医療機関に入院中、あるいは在宅にて療養中の患者さんは、ホスピス外来(毎週月曜日14:00〜)に患者さんまたは、家族の方が予約して受診してください。尚、予約は医療ソーシャルワーカーもしくは、緩和ケア病棟までお願いします。患者さんの状態や、お部屋の空室状況に応じて入院が決まります。
※ 予約順序に関しては院内外を問わず患者さんの状況に応じて決めさせてもらっています。
【Q3:入院費用はどれくらいですか?】
回答:ホスピスだから特別にお金がかかると言うことはありません。一日の医療費は一律となっていますが、負担額は各種の保険にて異なります。

・健康保険3割負担の方 11,390円/日
・健康保険1割負担の方 3,800円/日

また、高額療養費制度もご利用いただけます(詳しくは医療ソーシャルワーカーにおたずねください)。病室は全て個室ですが、個室料のかからない無料の個室と1日6,300円(税込)の有料の個室とがあります。その他、食事代(1食260円)や病衣御希望の方は病衣代(1日100円)等が必要になります。
尚、付き添われる御家族の食事は各自でお願いいたします。また、寝具代は別途になります。
【Q4:ホスピスからの退院は可能ですか?】
回答:
もちろん可能です。痛みやその他の症状がコントロールされ、自宅へ退院される患者さんもいます。また御家族が介護に疲れたとき等、御家族の休息のための一時的な入院も可能です。
【Q5:ホスピスに在宅ケアのシステムはありますか?】
回答:ありますが、距離として車で30分以内で、在宅での生活が可能な方に限ります。
一応の条件としては、

(1)病状を理解したうえで、患者さん及び御家族が在宅を希望している。
(2)症状的にも落ち着いている。
(3)御家族の支えがある。
(4)床上生活ができる居住空間がある。

等ですが、ご相談ください。
【Q6:ホスピスに入るためには、本人が病気について知っていることが必要ですか?】
回答:
残された時間をどのように過ごすかは本人にしか決められません。その選択の一つがホスピスであり、従って、ホスピスは患者さんの意志で入所されるべきと考えますので、原則として告知は必要です。
真実を隠したままでは信頼関係が損なわれ、患者さんにとって納得のできる良い治療を受けることもできません。
告知は患者さんの人格、生き方を尊重し、有意義な時間を過ごしてもらうために必要なのです。
未告知の場合は、ホスピスで説明させていただく事になりますが、全ての希望を失わせるような告知にならないように努め、そして患者さんがつらい現実を受け入れられるよう、また新しい生きる目標、希望が生まれるよう最後まで支えることに努めます。
尚、病名・病状(がんで治らないこと)の告知は必要ですが、予後(残りの寿命)については正確に判断できませんし、そこまで知ることが本当に有益かどうか慎重に判断する必要があり、いきなり予後までお話しすることはありません。
【Q7:ホスピスではどのような治療をするのですか?】
回答:
がんそのものに対しての積極的な治療は行いませんが、がんに伴う苦痛を和らげるための治療は積極的に行います。
内服、点滴等の薬物治療の他に、例えば、骨転移に伴う痛みには放射線治療がとても有効ですし、血液腫瘍の患者さんでは痛みを取るために軽い化学療法も有効です。腸の通過障害で食べられないときには胃瘻増設、人工肛門等の手術も有効です。
ただ、ホスピスは療養を目的とした病棟ですので、手術等しばらく厳重な管理を必要とする治療については、一時的に本院の一般病棟にお移りいただくことがあります。こうした治療は全て患者さんと相談の上行います。
【Q8:モルヒネについて教えてください。】
回答:
痛みの治療にモルヒネは大変有効で、かつ安全なお薬です。モルヒネというと麻薬で怖い薬、麻薬中毒になる、最後の手段等の誤解がありますが、そのようなことは決してなく、正しく使えば中毒になることはありませんし、最後に使うお薬でもありません。
WHO(世界保健機関)が「がんの痛みからの解放」を提唱し作り上げた「WHO方式がん疼痛治療法」で中心となるお薬です。
モルヒネに限らず痛み止めは体に良くないから我慢するべきと考える人がよくいます。
痛みを我慢することは体にストレスとなり、不眠、食欲不振等を招き生活機能、体力を低下させますので、いたずらに痛みを我慢する必要はありません。
【Q9:民間療法、代替療法はしてもいいですか?】
回答:
患者さん本人が希望され、それが患者さんに負担でなく、かつ他の患者さんに迷惑とならないものならしていただいても結構です。
【Q10:心のケアについてはどのように行っていますか?】
回答:
ホスピスでは心のケアを体の治療と同じように大切なことと認識し、スタッフ全員が常に患者さん、御家族の立場に立って考え、患者さんを孤立させないように努めています。楽しみが持てるよう、また人との触れ合いの場としてレクレーション、作業療法等も取り入れています。
【Q11:家族のケアはどのように行っていますか?】
回答:
患者さんにとって御家族の存在は大きな支えとなります。しかし、御家族の方も患者さんと同様に不安、悲しみを抱かれ、また介護疲れ、経済的負担等のお悩みもおありでしょう。こうしたお悩みにできるだけお応えできるよう努めていますので、なんなりとご相談ください。
【Q12:食事、飲酒、喫煙はどのようになっていますか?】
回答:
食事は患者さんの楽しみでもありますので、出来る限り患者さんの希望を取り入れています。何でもご相談ください。
飲酒は少量ならかまわないです。喫煙は病院内は全館禁煙となっております。
【Q13:お風呂はどのようになっていますか?】
回答:
お風呂には一般入浴と介護入浴があり、御家族の方とも一緒に入ることができます。
【Q14:外泊、外出、面会について教えてください。】
回答:
外泊、外出は自由にできます。面会も御家族の方は24時間制限はありません。
【Q15:施設の設備について教えてください。】
回答:
病室は20室あり、室内にはシャワーユニット(特別個室のみ)、トイレ、ミニキッチン、テレビ、電気ポット、電話、ソファーベットが備え付けてあり、御家族も楽に付き添うことができます。
中央のアトリウムは、吹き抜けで明るく噴水もあり憩いの場となります。その他に、催し物を行うことができるデイルームがあり、多目的に使用できる趣味の部屋もあります。
共同の施設として、洗濯室、キッチンが2カ所ずつ、6畳の畳の間、お風呂(2カ所)、2階には家族室が4室設けられており、無料で使用することができます。
【Q16:ホスピスではペットを飼うことができますか?】
回答:
飼うことはできませんが、ホスピスの中で一緒に過ごす時間を持つことはかまいません。
【Q17:ホスピスでは決まった宗教はありますか?】
回答:
決まった宗教はありません。個人の信教の自由は保障されますが、ただし他の患者さんへの勧誘はお断りします。
【Q18:病棟スタッフの構成はどのようになっていますか?】
回答:
専任医師1名(精神科)
兼任医師2名(内科、外科)
看護師18〜20名(ケアアシスタントも含む)
医療ソーシャルワーカー1名(兼務)
【Q19:ホスピスでのレクレーションには何がありますか?】
回答:
季節の行事(お花見、七夕の会、クリスマスの会)の他に生け花、押し花、お茶会、絵手紙、フルートコンサート、蕎麦打ち等を行っています。
【Q20:ホスピスでのボランティアはどうなっていますか?】
回答:
ボランティアの内容としては、レクレーション(例えば音楽、手芸、その他趣味に関すること)を患者さんと一緒に行っていただいております。他には、患者さんの話相手、新聞・本等の朗読、買い物の付き添い、季節の行事への参加等があります。
申し込み方法は、よろず相談外来までご一報ください。