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トップ > 患者さんトップ > 各種教室のご案内 > 健康教室のご案内 > 「シミでお悩みの方へ〜レーザー治療とは?〜」について
健康教室のご案内
当院では、患者さんや、ご家族の方々、地域の皆様を対象にテーマを設け、
健康教室を行っておりますので、お気軽にご参加ください。普段気がかりなことも気軽にご相談ください。
皮膚科部長/長谷川 義典
皮膚科部長
長谷川 義典
1.『シミ』とは何か?
 通常の肌の色よりも違う色が増えている状態(例えば、黒っぽくなる)で、加齢現象の一つでもあります。さらに言いますと紫外線による老化(光老化)が、主な原因です。紫外線にあたっていない背中、お腹などの部分にはシミはできにくいというわけです。シミは、紫外線の影響により活性化されたメラニン細胞が基です。メラニン細胞は皆さんの皮膚にもあります。紫外線は害があるためそれを吸収し、害を減らすためにメラニン色素をつくります。茶色の顆粒状のもので皮膚に分配して紫外線を吸収させて皮膚を守る良い役割もしています。しかし、一部のみ過剰に産生されてしまった場合この茶色になった部分を「シミ」と呼んでいるわけです。
 紫外線は、太陽から放射される電磁波の一種で、波長によって紫外線A・B・Cに分けられます。紫外線A・Bは地球上に入ってきますが、最も有毒な紫外線Cはオゾン層に吸収され地表には到達しません。紫外線は、1年の中で4〜5月、8〜9月までの午前10時から午後2時ごろまでがもっとも強い時期なので注意しましょう。

  『紫外線の作用』について
  * 活性酸素が発生し、害を及ぼす
       皮膚細胞の障害 ⇒ 日焼けになります
       弾力線維の変性 ⇒ しわになります
       メラニン細胞の異常 ⇒ しみになります
       皮膚の過酸化資質の増加 ⇒ にきびになります
  * 細胞のDNA損傷し皮膚細胞の障害を及ぼす ⇒ 日焼け・皮膚癌の発生となります
  * 紫外線を防御するためのメラニン産生の増加が発生します
  * ビタミンDの生成(ただし、数分の紫外線照射で十分。食べ物からの摂取でも十分)

  『しみの種類』について
  * 日光性色素斑(老人性色素斑)は、一般的な加齢とともにできるシミです。
日光性色素斑(老人性色素斑)
  * そばかす(雀卵斑)は、遺伝する細かい斑点状のシミです。
そばかす(雀卵斑)
  * 肝斑は、特徴としてもやもやとしたもので顔に左右対象にできます。
肝斑
  * 脂漏性角化症は、老人にできるホクロみたいに皮膚が盛り上がった症状です。
脂漏性角化症
  * 光線性花弁状色素斑は、海での日焼け(特に甲羅干しなど)のあとに出来るものです。
光線性花弁状色素斑
  * 炎症後色素斑は、火傷、擦り傷の後などに生じるシミです。
炎症後色素斑


2. 『しみ』の予防と治療について
  『皮膚老化(しみ)予防』について
  * 光老化予防 = 紫外線を浴びない対策をしてください。
  * 抗酸化作用のある食事を摂る・ビタミンを摂取してください。
  * スキンケア(メラニン対策として美白剤をつける)をしてください。

  『光老化(しみ、しわ)』を予防する食品について
  * 活性酸素を抑える抗酸化作用のあるビタミンC,E,βカロチンを多く含む食品をとる。
    (最近では、サプリメントなど薬局で販売されています)
  * ビタミンE:種実類、緑黄色野菜、植物油などです。
  * βカロチン:にんじん、緑黄色野菜などです。
  * ビタミンC:いちご、柑橘類、緑黄色野菜などです。

ここで本題に入りますが、色素性病変に対するレーザー療法について、当科では『Qスイッチルビーレーザー』という機器で治療します。このレーザー光線はシミの原因となるメラニン色素にのみ吸収され、メラニン色素を集中的に熱エネルギーで破壊します。また、他の皮膚には影響が極めて少ないというのが最大の特徴です。
レーザーで治療効果のある『シミ』の代表は、次の通り4種類ぐらいあります。

健康教室の様子

  * 日光性色素斑(老人性色素斑)
  * そばかす(雀卵斑)
  * 脂漏性角化症
  * 光線性花弁状色素斑などです。

レーザーが不向きな肝斑や炎症後色素沈着というシミもあり、レーザーを治療するとかえって濃くなるなど効果がありません。

  * 肝斑の治療としては、内服で「ビタミンCとトラネキサム酸」、外用薬では「5%ヒドロキノン軟膏」があります。

老人性色素斑の治療効果
老人性色素斑の治療効果

『レーザー後の炎症後色素沈着』について
1. レーザー治療後2週間目ごろに、発生しやすい。
2. 1ヶ月後、最も濃くなりますがあとは徐々に薄くなっていきます。
3. 3ヶ月目で約53%残存。
4. 4ヶ月目で約16%残存。
5. 6ヶ月目で約3%残存。
6. 1年以上では0.8%の残存率となります。

「シミ」ではありませんが、大田母斑はレーザー治療を重ねてすることで効果があります。

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