
乳がん看護認定看護師 村井 奈保美
「乳がん検診」について、お話をさせていただきます。
最近テレビ、新聞、雑誌など、さらには女性タレント(乳がん患者)の方が、乳がん検診を受けましょう!などとPR、多くの女性の皆さんに呼びかけております。
また、
「ピンクリボン」と言う名前をご存知かと思いますが、これは、アメリカから広がった運動で、乳がんで子供を亡くされた母親が同じ悲しみを繰り返さないよう願いを込めてつくったピンク色のリボンから始まりと言われています。このピンクリボンを象徴に乳がんについて知り、考える、そして早期発見、早期治療の大切さを伝えています。会場の皆さんにお尋ねしますが、今までに乳がん検診を受診された方はいらっしゃいますか?・・・未受診者の人はぜひ、この機会に乳がん検診をお勧めします。そして、乳がん検診を受けたことのある方は、お友達や知人にも今日の話を伝えていただければと思います。
T.他人事ではありません。乳がんが増えていますその現状を説明します。
日本の女性では「がん」の中でも、乳がんは増えていていまや女性のかかるがんの第1位です。
1970年代〜1980年代は「胃がん」がトップでしたが、1994年に乳がんが胃がんを上回り、女性のかかるがんの1位になっています。
| 男性と女性のがん罹患率の推移 |
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乳がんは他のがんと異なり、働き盛りの40歳代女性が侵されます。65歳未満のがん死の原因第1位が乳がんです。「乳がん」が怖いのは、45歳がピークで若年に多いです。したがって、働き盛りで家庭では中心的な役割と重要な立場にあるため、乳がん検診については関心が高くなってきています。
| 女性のがんの年齢別罹患数、罹患率 |
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日本では「乳がん」は、20人に1人がんにかかるという確率がでています。乳がんが急激に増えていて、数字で表すと以前は30人に1人乳がんにかかるという数字がここ数年で20人に1人となったのです。乳がんが増えたのは、食生活の欧米化や女性をとりまく環境の変化などが原因と言われています。乳がんが乳がんは年間3万人の人がかかり「乳がん」で死亡する人は、年間約1万人というデータがあります。
乳がんの予防について
- 乳がんに決してならないという秘策はなく、一次予防は困難です。
- すなわち、早期発見、早期治療が重要になってきます。
U. 乳がん検診の強力な武器としてマンモグラフィ(乳がん検診について)があります。
検診を受けるには、現在、下記の検診を実施しています。
福井県では、マンモグラフィの機械を搭載した検診車が皆さんの住んでおられる町へ出向いて実施したり、病院の人間ドックを利用したりすることで、乳がん検診を受けることができます。また、当院の健診センターでもマンモグラフィ検査やエコー検査を受けることができますのでご利用ください。しこりがあるなどの症状がある場合は、集団検診や人間ドックを利用せず、保険を使った病院での診療になります。
乳がん検診の受診者数が、「女性が多くかかる乳がんの受診率が一番低い」というのが現状です。
他のがん検診者数に比べ下部の図式でよくお分かりいただけますね。
乳がん検診は、視触診とマンモグラフィを併用して行っています。2000年代前半は、視触診検診が主でした。しかし、現在は、2つを併用して行うことで、乳がんの発見をより高めようとしています。視触診検査では発見されなかった「乳がん」が、精度が高いマンモグラフィ検査で見つかる場合もあります。
V. 自分のおっぱいを大切にしていますか(自己触診について)
- Q.2年に1回のマンモグラフィ検診をしていれば、あとは何もしなくていいの?
A1.ほとんどの乳がんはゆっくりした進行ですが、中には数ヶ月単位で出現する進行の早いものがあります。
マンモグラフィに写りにくいものもあります。
A2.乳がんが痛みを出して教えてくれることは、まずありません。
A3.月一回の自己検診を必ず施行しましょう。
