内科医長
青木 桂子
皆さんに配りました生活習慣病予防ノートがありますが、
その内容でいったい自分は、いくつ当てはまるかセルフチエックしてみて下さい。
- 【セルフチェック】
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- 朝食をとらないことがある。
- デザートは別腹である。
- おつまみ系の濃い味付けが好き。
- お酒を飲んだ後は、ラーメンでしめたくなる。
- 20歳の時よりも10s以上体重が増えた。
- 気がついたら、人より早く食べ終わっている(早食い)
- 電車で空いている席があれば、すぐ座る。
- エレベーターばかりで階段を使うことはあまりない。
- 一日のうち、座っている時間がほとんどである。
- 歩きや自転車が好きではない。
- 運動はあまりしない。
皆さんどうでしょうか?11項目の数えていただいて2個以内は青信号、3〜6個以上は黄信号で少し危ない、7個以上は赤信号ですから、今すぐ生活習慣を見直ししましょう!

日本人の死因うち一番は癌ですが、癌と並んで脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)と心血管疾患(狭心症や心筋梗塞)をあわせたものが同程度に増えてきています。そして、これらの病気は生活習慣の乱れから生じた肥満が原因であり、生活習慣病といわれています。
心疾患、脳血管疾患についてですが、血管が詰まる動脈硬化(全身の血管が硬くなる)が原因で、脳梗塞や心筋梗塞を起こしやすくします。

メタボリックシンドローム(代謝症候群)については、近年、肥満者は年々増加し、男性、女性高ともに中高年でその患者数が増えています。特に、成人男性の3割近くが肥満者とも言われています。
動脈硬化の危険因子は、肥満、高血圧(血管はボロボロ)、高脂血症(血液はドロドロ)、高血糖(続くとさらに危険)とあり、それらの疾患が重なると動脈硬化性の病気である脳血管疾患や心血管疾患を起こす危険性がますます高くなり、死亡の可能性も高くなります。

それでは、メタボリックシンドロームの診断基準にあてはまるかどうか、それでは皆さん自己診断してみましょう。
- ウエストの周囲径(へその位置)は、男性で85p以上、女性で90p以上。
- 中性脂肪値が150r以上、または善玉のHDLコレステロール値40未満、収縮期血圧130oHg、拡張期血圧85oHg以上、空腹時血糖値110r以上、(3項目のうち2項目以上が該当すると、メタボリックシンドロームと判断してください)
また、肥満のタイプには、洋ナシ型とりんご型の2種類あります。
中年の女性でお腹が出て、お尻周りに脂肪がついている人が洋ナシ型で下半身肥満の皮下脂肪型と、中年の男性に多いお腹周りに脂肪がついている人で、りんご型は上半身肥満の内臓脂肪型に分けられます。内臓脂肪が蓄積すると、血液中の脂質を増やすだけでなく、脂肪細胞から出る物質が高血圧や糖尿病を発症させ、さらに動脈硬化を引き起こすことが分かってきました。このため、皮下脂肪型の肥満よりも、リスクが高まるのです。
血圧が高くなると、血管に強い圧力がかかって機能が低下したり、破れやすくなったりします。また動脈硬化を起こす可能性も高くなります。もともと人間は年をとるにつれて、血圧は高くなりがちですから、注意が必要です。
血液中の脂質が増えすぎると、血液がドロドロになって、動脈硬化を起こしやすくなります。血液中の脂質の中でも、コレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)が過剰になった場合は、高脂血症となって動脈硬化の原因となります。
人間のエネルギー源となるブドウ糖ですが、血液中にブドウ糖が過剰な状態が続くと高血糖の状態となります。これが長く続くと糖尿病となります。自覚症状がないのですが、放置すると合併症を引き起こし、最悪の場合は失明したり、腎臓の血管がボロボロになって腎不全に進行し血液透析が必要になります。

ここで大切なのは病気を予防することです。それにはまず、生活習慣を見直すことです。以下の点に注意し努力しましょう。
- 健康診断を受けましょう。(自分の体の健康チエック)
- 食生活の見直しをしてみましょう。
(規則正しく1日3食、寝る前の食事は厳禁、腹いっぱいになるまで食べないなど、または「主食、主菜、副菜」を基本にバランスのよい食事、薄味に慣れるなど)
- 運動習慣を身につけましょう。
(毎日の生活に運動を取り入れて、例えば早歩きで2〜3キロを一日一万歩を歩く努力をする。または、ラジオ体操の第一、第二など15分ぐらいを一生懸命すると汗をかく状態になります。)