当院では『患者さんの立場で考える』という基本理念を掲げています。一方的に与える医療ではなく、患者さんの気持ちになり、どういう医療・サービスが求められているのかを考え、行動することが真のホスピタリティにつながると考えるからです。

患者さんに求められる医療としてめざしているのが『地域完結型医療』です。済生会病院がすべてを診るのではなく、各医療機関が特化した専門機能をもちながら、有能的に連携することが必要となります。

その取り組みの一つとしてSCUでは、機能分化を考えたネットワークを構築し、情報を共有するために連携パスを使用して連携を進めています。他疾患パスも同様に地域の医療機関と連携をはかりながら進めています。

そして当院の特化した医療として、がんの包括的診療があります。緩和ケアに力をいれた地域がん診療拠点病院として専門性の高い医療を追求しています。

同じく急性期医療にも24時間365日体制で対応しています。特に心疾患や脳卒中は早期のケアで後の症状に大きく差がつくため、専門スタッフによる診療体制の整備も進めています。

さらに、積極的に推進しているのが予防医療です。健診機能を充実しデータを蓄積。病気になる前に予防ができるよう努めるとともに、テーラーメイド指導など患者さん一人ひとりに合った健康づくりにも取り組んでいます。

また、医療・サービスの質を高めるには、それを担う人間の質も問われます。当院では人づくりの一環として、ワークアウトやISO、バランスト・スコアカードなどの手法を取り入れ、実践の中から組織のパワーを生み出しています。

『患者さんの立場で考える』。この思いは福井県済生会病院のめざすベクトルを示すとともに、全職員の原動力にもなっています。